WordPressサイトを運営していると、外部サービスとの連携やアプリ開発の際に「WordPress REST API」という言葉を耳にする機会が増えています。WordPress REST APIは、WordPressのデータを外部から取得・操作できる強力な機能です。しかし、セキュリティ上の理由から無効化したい場合や、独自の機能を追加するカスタマイズが必要になるケースもあります。本記事では、WordPress REST APIの基本概念から実践的な使い方、無効化の方法、そしてカスタマイズまで初心者向けにわかりやすく解説します。この記事を読めば、REST APIを安全かつ効果的に活用するための知識が身につくでしょう。
- WordPress REST APIの基本概念と仕組み
REST APIはWordPressのデータをJSON形式で外部とやり取りできるインターフェースであり、バージョン4.7以降標準搭載されています
- REST APIの無効化とセキュリティ対策
プラグインやfunctions.phpを使って、必要に応じてREST APIを無効化したり、アクセス制限をかけることが可能です
- カスタムエンドポイントの作成方法
register_rest_route関数を使えば、独自のAPIエンドポイントを追加して特定の機能を実装できます
WordPress REST APIとは
REST APIの基本的な仕組み
WordPress REST APIは、JSON形式でデータをやり取りするため、異なるプログラミング言語やプラットフォーム間でもスムーズに連携できます。たとえば、JavaScriptで作成されたフロントエンドアプリケーションからWordPressの投稿データを取得することが可能です。
APIへのアクセスは、特定のURL(エンドポイント)にHTTPリクエストを送信することで行われます。基本的なエンドポイントは「サイトURL/wp-json/wp/v2/」の形式で構成されています。
REST APIで操作できるデータ
WordPress REST APIでは、投稿・固定ページ・カテゴリー・タグ・ユーザー情報など、WordPressの主要なデータを操作できます。以下の表は、代表的なエンドポイントとその用途をまとめたものです。
| エンドポイント | 対象データ | 主な用途 |
|---|---|---|
| /wp/v2/posts | 投稿 | ブログ記事の取得・作成 |
| /wp/v2/pages | 固定ページ | ページコンテンツの管理 |
| /wp/v2/categories | カテゴリー | 分類情報の取得 |
| /wp/v2/users | ユーザー | ユーザー情報の参照 |
これらのエンドポイントを活用することで、WordPressの管理画面を経由せずにデータを操作できるようになります。
REST APIを活用するメリット
REST APIの最大のメリットは、WordPressをヘッドレスCMSとして利用できる点にあります。フロントエンド部分をReactやVue.jsなどのモダンなフレームワークで構築しながら、コンテンツ管理にはWordPressを使うという選択肢が生まれます。
また、モバイルアプリとの連携や、複数サイト間でのデータ共有など、従来のWordPressだけでは実現が難しかった機能を実装できます。外部サービスとの自動連携により、業務効率化にも貢献します。

REST APIはWordPressの可能性を大きく広げる機能です。まずは基本的な仕組みを理解することから始めましょう。
WordPress REST APIの使い方
ブラウザでの確認方法
最も簡単な方法は、ブラウザのアドレスバーにエンドポイントURLを直接入力することです。たとえば「https://あなたのサイト/wp-json/wp/v2/posts」にアクセスすると、投稿データがJSON形式で表示されます。
まずはブラウザで実際のレスポンスを確認し、どのようなデータが返ってくるのかを把握することが大切です。JSON形式のデータを見やすく表示するブラウザ拡張機能を導入すると、より理解しやすくなります。
cURLコマンドでの操作
コマンドラインからREST APIを操作する場合は、cURLコマンドを使用します。GETリクエストでデータを取得するだけでなく、POSTリクエストで新しいデータを作成することも可能です。
データの作成や更新を行う場合は、認証が必要になるため、アプリケーションパスワードやOAuth認証の設定が求められます。セキュリティを考慮し、適切な認証方法を選択してください。
cURLコマンドでの基本操作
- GETリクエストでデータ取得
- POSTリクエストでデータ作成
- PUTリクエストでデータ更新
- DELETEリクエストでデータ削除
JavaScriptでのAPI呼び出し
Webアプリケーションからの呼び出しには、JavaScriptのFetch APIやAxiosライブラリが一般的に使用されます。非同期処理でデータを取得し、動的にページ内容を更新できます。
WordPress管理画面内でREST APIを使用する場合は、wp.apiFetchというWordPress組み込みのJavaScript関数が便利です。認証処理が自動的に行われるため、実装が簡単になります。
パラメータによる絞り込み
REST APIでは、クエリパラメータを使ってデータを絞り込むことができます。以下の表は、よく使われるパラメータの一覧です。
| パラメータ | 説明 | 使用例 |
|---|---|---|
| per_page | 取得件数の指定 | per_page=5 |
| page | ページ番号の指定 | page=2 |
| categories | カテゴリーでの絞り込み | categories=3 |
| search | キーワード検索 | search=WordPress |
これらのパラメータを組み合わせることで、必要なデータだけを効率的に取得できます。

実際に手を動かしてAPIを試してみることが理解への近道です。まずはブラウザで確認してみましょう。
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WordPress REST APIの無効化
無効化を検討すべき状況
REST APIを無効化すべきかどうかは、サイトの用途とセキュリティ要件によって判断します。外部からのデータアクセスが一切不要なサイトでは、無効化がセキュリティ向上に役立つ場合があります。
特に、ユーザー情報の漏洩を防ぎたい場合や、不正なアクセスを制限したい場合には、無効化や制限を検討しましょう。
プラグインでの無効化
初心者にはプラグインを使った無効化が安全です。「Disable REST API」などのプラグインを導入することで、コードを書かずにREST APIを制限できます。
プラグインを使えば、未ログインユーザーのみ制限するといった柔軟な設定が可能になります。サイトの要件に合わせて適切な設定を選択してください。
無効化プラグイン選択のポイント
- 更新頻度が高いものを選ぶ
- 設定画面の使いやすさを確認
- 部分的な制限が可能かチェック
- 他のプラグインとの互換性を確認
functions.phpでの制限
コードで制限する場合は、テーマのfunctions.phpにフィルターフックを追加します。rest_authentication_errorsフィルターを使用することで、未認証ユーザーのアクセスをブロックできます。
この方法では、ログインユーザーはREST APIを使用でき、未ログインユーザーのみアクセスを制限するという設定が可能です。Gutenbergエディタへの影響を最小限に抑えられます。
特定エンドポイントの制限
すべてのREST APIを無効化するのではなく、特定のエンドポイントのみを制限することも可能です。たとえば、ユーザー情報を公開する/wp/v2/usersエンドポイントだけを無効化するといった対応ができます。
rest_endpoints フィルターを使用すれば、必要なエンドポイントは残しつつ、セキュリティリスクのあるエンドポイントだけを無効化できます。
| 無効化方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| プラグイン使用 | 簡単・安全 | 柔軟性に限界 |
| functions.php | 細かい制御可能 | コード知識が必要 |
| 特定エンドポイント制限 | 必要機能を維持 | 設定が複雑 |
サイトの状況に応じて、最適な無効化方法を選択しましょう。

無効化する前に、どの機能が影響を受けるか必ず確認してください。テスト環境での検証をおすすめします。
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WordPress REST APIのカスタマイズ
カスタムエンドポイントの作成
独自のエンドポイントを作成するには、register_rest_route関数を使用します。この関数をrest_api_initアクションフックに登録することで、新しいエンドポイントが追加されます。
カスタムエンドポイントを作成する際は、名前空間とバージョン番号を適切に設定し、他のプラグインとの競合を避けることが重要です。
レスポンスデータのカスタマイズ
既存のエンドポイントが返すデータをカスタマイズすることも可能です。register_rest_field関数を使用すれば、投稿データにカスタムフィールドの値を追加できます。
必要なデータだけを返すようにカスタマイズすることで、APIレスポンスのサイズを最適化し、パフォーマンス向上にもつながります。
カスタマイズ時の注意点
- パーミッションコールバックで権限を設定
- 入力データのバリデーションを実装
- サニタイズ処理を必ず行う
- エラーハンドリングを適切に実装
認証とセキュリティの設定
カスタムエンドポイントを作成する際は、permission_callback引数でアクセス権限を設定します。これにより、認証されたユーザーのみがエンドポイントにアクセスできるよう制限できます。
公開情報を返すエンドポイントでも、レート制限やIPアドレス制限を組み合わせることで、不正なアクセスから保護することが推奨されます。
実践的なカスタマイズ例
以下の表は、よくあるカスタマイズパターンとその用途をまとめたものです。
| カスタマイズ内容 | 用途 | 使用する関数 |
|---|---|---|
| 新規エンドポイント追加 | 独自機能の実装 | register_rest_route |
| フィールド追加 | 追加データの取得 | register_rest_field |
| レスポンス修正 | データ形式の変更 | rest_prepare_post |
| 認証追加 | アクセス制限 | permission_callback |
カスタマイズを行う際は、公式ドキュメントを参照しながら、適切な手順で実装を進めてください。

カスタマイズは強力ですが、セキュリティを常に意識することが大切です。権限設定は必ず実装しましょう。
WordPress REST APIの注意点
セキュリティリスクへの対策
REST APIはデフォルトでユーザー情報を公開する可能性があるため、必要に応じてアクセス制限を設定することが重要です。特に/wp/v2/usersエンドポイントは、ユーザー名の漏洩につながる恐れがあります。
認証が必要な操作には、必ず適切な認証方式を導入してください。アプリケーションパスワードやOAuth 2.0などの方式が推奨されます。
パフォーマンスへの影響
大量のデータを取得するAPIリクエストは、サーバーに負荷をかける可能性があります。per_pageパラメータで取得件数を制限し、必要なデータのみを取得するよう心がけてください。
キャッシュ機能を活用することで、同じリクエストに対するレスポンス時間を短縮し、サーバー負荷を軽減できます。
プラグインとの互換性
REST APIを無効化すると、一部のプラグインやGutenbergエディタが正常に動作しなくなることがあります。無効化する前に、使用中のプラグインの動作確認を必ず行ってください。
WooCommerceやElementorなど、REST APIに依存するプラグインは多数存在します。完全な無効化ではなく、部分的な制限を検討することが望ましいでしょう。
運用時のチェックリスト
- 不要なエンドポイントを制限しているか
- 認証設定が適切に行われているか
- アクセスログを監視しているか
- 定期的にセキュリティ更新を適用しているか

便利な機能にはリスクも伴います。セキュリティと利便性のバランスを取りながら運用していきましょう。
よくある質問
- WordPress REST APIを完全に無効化しても問題ありませんか
-
完全に無効化すると、Gutenbergエディタやお問い合わせフォームプラグインなど、REST APIに依存する機能が動作しなくなる可能性があります。無効化する場合は、未ログインユーザーのみを対象とする部分的な制限をおすすめします。
- REST APIを使うために追加のプラグインは必要ですか
-
WordPress 4.7以降では、REST APIはコア機能として標準搭載されているため、基本的な使用にプラグインは不要です。ただし、認証機能の拡張やアクセス制限を行いたい場合は、専用のプラグインを導入すると便利です。
- REST APIでデータを更新する際に必要な認証方法は何ですか
-
データの作成・更新・削除には認証が必要です。WordPress 5.6以降では、アプリケーションパスワード機能が標準で利用可能です。外部サービスとの連携にはOAuth 2.0も選択肢となります。用途に応じて適切な認証方式を選択してください。
まとめ
WordPress REST APIは、WordPressの可能性を大きく広げる強力な機能です。外部アプリケーションとの連携やヘッドレスCMSとしての活用など、様々な用途に対応できます。
セキュリティ面では、ユーザー情報の漏洩リスクに注意し、必要に応じてアクセス制限を設定することが重要です。プラグインやfunctions.phpを活用した無効化・制限方法を理解しておきましょう。
カスタマイズについては、register_rest_route関数を使った独自エンドポイントの作成が可能です。ただし、権限設定やバリデーションなどのセキュリティ対策を忘れずに実装してください。REST APIを正しく理解し活用することで、WordPressサイトの価値をさらに高められるでしょう。
