Webサイトを運営していると、「クエリパラメータ」という言葉を耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか。クエリパラメータは、URLの末尾に付加される特殊な文字列で、ユーザーの行動追跡や検索機能の実装、広告効果の測定など、さまざまな場面で活用されています。しかし、その仕組みや設定方法を正しく理解していないと、SEOに悪影響を及ぼしたり、サイト分析の精度が低下したりする可能性があります。本記事では、クエリパラメータの基本的な意味から種類、URLへの設定方法、そして実務で役立つ活用のコツまでを徹底的に解説します。初心者の方でも理解しやすいよう、具体例を交えながら丁寧に説明していきますので、ぜひ最後までお読みください。
- クエリパラメータの基本的な仕組みと役割
クエリパラメータはURLの末尾に「?」で始まる文字列として付加され、サーバーへ情報を送信する役割を果たします
- クエリパラメータの種類と使い分け方
アクティブパラメータとパッシブパラメータの2種類があり、目的に応じた適切な選択が重要です
- SEOに配慮したクエリパラメータの設定方法
重複コンテンツを避けるためのcanonicalタグ設定やGoogle Search Consoleでの対処法を理解できます
クエリパラメータとは
クエリパラメータとは、URLの末尾に付加される追加情報のことです。Webサーバーに対して特定のデータを送信したり、ページの表示内容を変更したりするために使用されます。
URLの基本構造を見てみましょう。通常のURLは「https://example.com/page」のような形式ですが、クエリパラメータが付加されると「https://example.com/page?category=news&sort=date」のようになります。この「?」以降の部分がクエリパラメータです。
クエリパラメータの構成要素
クエリパラメータは「キー」と「値」のペアで構成され、「=」で結びつけられます。複数のパラメータを使用する場合は「&」で連結します。
たとえば「?category=news&sort=date」という例では、「category」がキー、「news」が値となり、「sort」がキー、「date」が値となっています。このように、複数の条件を一度に指定することが可能です。
| 構成要素 | 記号・役割 | 具体例 |
|---|---|---|
| 開始記号 | ?(クエリ文字列の開始を示す) | ?category=news |
| キーと値の結合 | =(キーと値を結びつける) | category=news |
| パラメータの連結 | &(複数パラメータを連結) | category=news&sort=date |
上記の表からわかるように、クエリパラメータはシンプルなルールで構成されています。この基本構造を理解しておくことで、さまざまな場面で応用が可能になります。
クエリパラメータが使われる場面
クエリパラメータは、日常的なWeb利用のさまざまな場面で活用されています。検索エンジンで検索を行うと、検索結果のURLには検索キーワードがクエリパラメータとして含まれます。
ECサイトでの商品絞り込みや並び替え、広告からの流入追跡、ユーザー認証など、幅広い用途で使用されています。これらの機能は、クエリパラメータなしでは実現が困難なものばかりです。
URLパスとの違い
URLパスとクエリパラメータは、どちらもURLの一部ですが、役割が異なります。URLパスは「/category/news/」のようにリソースの階層構造を表現するのに対し、クエリパラメータは同じページに対する追加条件を指定します。
URLパスはページの「場所」を示し、クエリパラメータはそのページの「状態」や「条件」を示すと考えると理解しやすいでしょう。たとえば、商品一覧ページ(URLパス)に対して、価格順での並び替え(クエリパラメータ)を指定するような使い方をします。

クエリパラメータは「?」から始まるURLの追加情報です。キーと値のペアで構成される基本ルールを押さえておけば、応用が効きますよ。
クエリパラメータの種類
クエリパラメータには、その機能や用途によっていくつかの種類があります。適切に使い分けることで、サイトの利便性向上やマーケティング効果の測定が可能になります。
ここでは、代表的な2つの種類と、それぞれの具体的な活用シーンについて解説します。
アクティブパラメータの特徴
アクティブパラメータとは、ページのコンテンツや表示内容を直接変更するクエリパラメータです。サーバー側でパラメータの値を処理し、それに応じた異なるコンテンツを返します。
検索結果ページや商品一覧の絞り込み機能など、ユーザーの操作に応じて動的にページ内容が変わる場合に使用されます。ECサイトで「価格帯」や「カテゴリ」を指定して商品を絞り込む際のパラメータが典型例です。
| 用途 | パラメータ例 | 効果 |
|---|---|---|
| 検索機能 | ?q=キーワード | 検索結果を表示 |
| カテゴリ絞り込み | ?category=shoes | 特定カテゴリの商品のみ表示 |
| ページネーション | ?page=2 | 2ページ目のコンテンツを表示 |
| 並び替え | ?sort=price_asc | 価格の昇順で並び替え |
上記のように、アクティブパラメータはユーザー体験を向上させるために欠かせない機能を実現します。
パッシブパラメータの特徴
パッシブパラメータとは、ページの表示内容には影響を与えず、主にトラッキングや分析を目的としたクエリパラメータです。ページの見た目は変わりませんが、アクセス解析ツールでの計測に利用されます。
広告キャンペーンの効果測定やメールマガジンからの流入把握など、マーケティング活動の分析に広く活用されています。Google Analyticsで使用されるUTMパラメータが代表的な例です。
UTMパラメータの詳細
UTMパラメータは、Urchin Tracking Moduleの略で、Google Analyticsでトラフィックの流入元を追跡するために使用されます。5種類のパラメータが用意されており、組み合わせて使用します。
utm_source(流入元)、utm_medium(メディア種別)、utm_campaign(キャンペーン名)の3つは必須パラメータとして設定することが推奨されています。これらを適切に設定することで、どの施策が効果的かを正確に把握できます。
UTMパラメータ設定時のチェックポイント
- utm_sourceには流入元サイト名やサービス名を設定する
- utm_mediumにはemail、cpc、socialなどメディア種別を設定する
- utm_campaignには識別しやすいキャンペーン名を設定する
- パラメータ値は半角英数字とアンダースコアを使用する
セッションIDパラメータ
セッションIDパラメータは、ユーザーのセッション情報を管理するために使用されます。ログイン状態の維持やショッピングカートの内容保持などに活用されてきました。
ただし、近年ではCookieを使用したセッション管理が主流となっており、URLにセッションIDを含める方式はセキュリティ上の理由から推奨されなくなっています。SEOの観点からも、セッションIDがURLに含まれると重複コンテンツの問題を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

アクティブパラメータとパッシブパラメータの違いを理解して、目的に応じた使い分けをしましょう。UTMパラメータはマーケティング分析に必須です。
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クエリパラメータの設定方法
クエリパラメータを実際に設定する方法を解説します。正しい設定方法を理解することで、効果的なトラッキングや機能実装が可能になります。
手動での設定方法から、便利なツールの活用方法まで順を追って説明していきます。
手動でURLに追加する方法
クエリパラメータを手動で追加する場合は、基本的なルールに従ってURLの末尾に記述します。まず、ベースとなるURLの末尾に「?」を追加し、その後に「キー=値」の形式でパラメータを記述します。
複数のパラメータを追加する場合は、2つ目以降のパラメータの前に「&」を付けて連結します。スペースや日本語などの特殊文字を含める場合は、URLエンコードが必要になります。
| ステップ | 操作内容 | 例 |
|---|---|---|
| 1 | ベースURLを用意 | https://example.com/products |
| 2 | 「?」を追加 | https://example.com/products? |
| 3 | 最初のパラメータを追加 | https://example.com/products?category=shoes |
| 4 | 「&」で追加パラメータを連結 | https://example.com/products?category=shoes&color=red |
上記の手順に従えば、基本的なクエリパラメータの設定が可能です。
Campaign URL Builderの活用
GoogleはUTMパラメータを簡単に生成できる「Campaign URL Builder」というツールを無料で提供しています。このツールを使用すれば、パラメータの記述ミスを防ぎながら、効率的にトラッキング用URLを作成できます。
必要な項目を入力するだけで、正しい形式のURLが自動生成されるため、手動での記述ミスを防止できます。特にマーケティング担当者が複数のキャンペーンURLを管理する際に便利です。
Campaign URL Builder使用時のチェックポイント
- Website URLには完全なURLを入力する
- Campaign Sourceは必須項目として必ず設定する
- 生成されたURLは必ずテストしてから使用する
- 作成したURLは管理表で一元管理する
URLエンコードの注意点
クエリパラメータに日本語やスペース、記号などを含める場合は、URLエンコード(パーセントエンコーディング)が必要です。これは、URLで使用できない文字を「%」と16進数で表現する方式です。
エンコードを行わないと、URLが正しく認識されなかったり、パラメータの値が途中で切れてしまったりする問題が発生します。多くのプログラミング言語やツールには、自動でエンコードを行う機能が備わっています。
パラメータの命名規則
クエリパラメータのキー名は、わかりやすく一貫性のある命名規則に従うことが重要です。チーム内で統一したルールを設けることで、管理の効率化とミスの防止につながります。
一般的には、小文字の英数字とアンダースコアのみを使用し、意味がわかりやすい名前を付けることが推奨されています。キャメルケース(categoryName)やスネークケース(category_name)など、どちらかに統一しましょう。

URLエンコードと命名規則を意識して設定することで、トラブルを未然に防げます。ツールを活用して効率的に管理しましょう。
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クエリパラメータのSEO対策
クエリパラメータはSEOに影響を与える可能性があるため、適切な対策が必要です。特に重複コンテンツの問題は、検索順位に悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、SEOの観点からクエリパラメータを適切に管理する方法を解説します。
重複コンテンツの問題
クエリパラメータが付いたURLと付いていないURLは、検索エンジンから別々のページとして認識される可能性があります。同じコンテンツが複数のURLで表示されると、重複コンテンツとして評価が分散してしまいます。
たとえば、並び替えパラメータによって生成される複数のURLが、すべて別ページとしてインデックスされると、本来1つのページに集まるべき評価が分散します。これはSEOパフォーマンスの低下につながる可能性があります。
| 問題となるケース | URLの例 | 影響 |
|---|---|---|
| 並び替えパラメータ | ?sort=price、?sort=date | 同一商品一覧が複数URL化 |
| セッションID | ?sid=abc123 | ユーザーごとに異なるURL |
| トラッキングパラメータ | ?utm_source=email | 流入元ごとに異なるURL |
上記のような問題を避けるために、適切な対策を講じることが重要です。
canonicalタグの設定
canonicalタグは、複数の類似URLが存在する場合に、検索エンジンに対して正規のURLを指定するためのHTMLタグです。これにより、重複コンテンツの問題を回避できます。
クエリパラメータが付いたページには、パラメータなしの基本URLをcanonicalとして指定することで、評価の分散を防げます。ただし、アクティブパラメータで表示内容が大きく変わる場合は、個別の対応が必要になることもあります。
Search Consoleでの設定
Google Search Consoleでは、クエリパラメータの処理方法をGoogleに伝えることができます。パラメータがページコンテンツに影響を与えるかどうかを設定することで、クロールの効率化が図れます。
ただし、現在のGoogle Search Consoleでは、URLパラメータツールの機能が縮小されており、robotsタグやcanonicalタグでの対応が推奨されています。最新のガイドラインを確認しながら対応することが大切です。
SEO対策チェックリスト
- クエリパラメータ付きページにcanonicalタグを設定しているか
- 不要なパラメータ付きURLがインデックスされていないか確認する
- sitemap.xmlにはパラメータなしのURLのみを記載しているか
- 内部リンクはパラメータなしのURLを使用しているか
robots metaタグの活用
特定のクエリパラメータが付いたページを検索エンジンにインデックスさせたくない場合は、robots metaタグでnoindexを指定する方法があります。これにより、そのページは検索結果に表示されなくなります。
フィルタリングや並び替えのみのページなど、インデックスする価値が低いページに対してnoindexを設定することで、クロールバジェットを効率的に使用できます。ただし、重要なページを誤ってnoindexにしないよう注意が必要です。

canonicalタグとrobots metaタグを適切に組み合わせることで、重複コンテンツの問題を効果的に解決できます。定期的な確認も忘れずに行いましょう。

クエリパラメータの活用事例
クエリパラメータは、実務においてさまざまな形で活用されています。適切に活用することで、マーケティング効果の測定やユーザー体験の向上に貢献します。
ここでは、具体的な活用事例を紹介し、それぞれのメリットを解説します。
広告効果の測定
Web広告を出稿する際、クエリパラメータを活用することで、どの広告からどれだけのユーザーが流入したかを正確に把握できます。UTMパラメータを設定することで、Google Analyticsなどのツールで詳細な分析が可能になります。
広告媒体ごと、キャンペーンごとに異なるパラメータを設定することで、費用対効果の高い広告施策を特定できます。これにより、マーケティング予算の最適配分が可能になります。
| 広告種別 | utm_source例 | utm_medium例 |
|---|---|---|
| Google広告 | cpc | |
| Facebook広告 | paid_social | |
| メールマガジン | newsletter | |
| アフィリエイト | affiliate_site | referral |
上記のように媒体ごとにパラメータを統一することで、一貫した分析が可能になります。
ECサイトでの活用
ECサイトでは、商品の絞り込みや並び替え機能にクエリパラメータが広く使用されています。ユーザーが求める商品を素早く見つけられるよう、多様な条件指定を可能にしています。
価格帯、カテゴリ、色、サイズなどの条件をクエリパラメータで指定することで、ユーザーはURLを共有して同じ検索条件を他の人に伝えることも可能になります。これはユーザー体験の向上に大きく貢献します。
A/Bテストでの活用
Webサイトの改善を行う際、A/Bテストにクエリパラメータを活用するケースがあります。パラメータによって異なるバージョンのページを表示し、どちらが高いコンバージョン率を達成するかを検証します。
たとえば「?variant=b」というパラメータを付けたURLで新しいデザインを表示し、パラメータなしのURLで従来のデザインを表示するといった使い方ができます。これにより、データに基づいた意思決定が可能になります。
多言語サイトでの活用
多言語対応のWebサイトでは、言語切り替えにクエリパラメータを使用することがあります。「?lang=en」や「?lang=ja」のように、パラメータで表示言語を指定します。
ただし、SEOの観点からは、言語ごとに別のURLパス(/en/、/ja/など)を使用するか、サブドメインで分ける方法が推奨されています。クエリパラメータでの言語切り替えは、検索エンジンが各言語版を別ページとして認識しにくい場合があるためです。

広告効果測定やECサイトの機能実装など、クエリパラメータの活用シーンは多岐にわたります。目的に応じた適切な設計が成功のカギですよ。
よくある質問
- クエリパラメータとハッシュ(#)の違いは何ですか
-
クエリパラメータ(?以降)はサーバーに送信される情報ですが、ハッシュ(#以降)はブラウザ側でのみ処理され、サーバーには送信されません。ハッシュは主にページ内リンク(アンカーリンク)や、JavaScriptでの状態管理に使用されます。SEOの観点では、ハッシュ以降の文字列は検索エンジンに無視されることが多いため、重要な情報はクエリパラメータに含める必要があります。
- クエリパラメータの順番は結果に影響しますか
-
技術的には、クエリパラメータの順番が異なっても、サーバー側で受け取る情報は同じです。ただし、検索エンジンは順番が異なるURLを別のURLとして認識する可能性があります。そのため、SEOの観点からは、パラメータの順番を統一することが推奨されます。canonicalタグを設定することで、この問題を回避できます。
- クエリパラメータに日本語を使用しても問題ありませんか
-
クエリパラメータに日本語を使用すること自体は可能ですが、URLエンコードが必要になります。日本語はそのままではURLに使用できないため、%E3%81%82のような形式に変換されます。これにより、URLが長くなり、可読性が低下するデメリットがあります。可能であれば、パラメータの値には半角英数字を使用することが推奨されます。
まとめ
クエリパラメータは、URLの末尾に付加される追加情報であり、Webサイト運営において重要な役割を果たしています。「?」で始まり、「キー=値」の形式で情報をサーバーに送信することで、検索機能や絞り込み機能、トラッキングなどを実現します。
アクティブパラメータとパッシブパラメータの2種類があり、前者はページ内容を変更し、後者は分析目的で使用されます。UTMパラメータを活用することで、広告やメールマガジンなどの効果を正確に測定できます。
SEO対策としては、重複コンテンツの問題を避けるためにcanonicalタグの設定が効果的です。また、robots metaタグやSearch Consoleの設定を組み合わせることで、クロールの効率化を図れます。クエリパラメータを正しく理解し、適切に管理することで、サイトのパフォーマンス向上とマーケティング効果の最大化を実現できるでしょう。

