「自社のクライアントにSEOサービスを提供したいけれど、社内に専門人材がいない」「Web制作や広告運用のついでにSEOも提案したいが、どのSEO会社と代理店契約を結べばよいか分からない」とお悩みではないでしょうか。本記事では、SEOを再販したいWeb制作会社や広告代理店向けに、代理店・OEMパートナー制度を持つSEO会社の選び方や費用相場、おすすめ8社を種類別に徹底比較します。一般的な「おすすめSEO会社」記事とは異なる、代理店ビジネス特化の視点でプロが解説します。
- SEO代理店ビジネスの種類と仕組み
紹介型・OEM型・下請け型・MEO特化型・海外SEO特化型など、目的に応じて選べる代理店モデルが存在します。
- 代理店としての費用相場と収益モデル
仕入れ価格と販売価格の差額がマージンとなり、コミッション率30〜40%、継続率90%超の案件も存在します。
- 失敗しないSEO代理店の選び方
実績・契約条件・サポート体制・ガイドライン準拠など、複数の観点から見極めることが大切です。
SEO代理店とは何か基本を理解する
まずは「SEO代理店」という言葉の定義から整理しましょう。本記事で扱うSEO代理店とは、自社のWebサイトに直接SEO対策を行いたい事業会社向けのコンサル会社ではなく、Web制作会社や広告代理店などが「自社のクライアントにSEOサービスを再販するために、上流のSEO専門会社と契約する」というビジネスモデルを指します。
一般的な「おすすめSEO会社」記事とは異なり、本記事は再販を前提とした代理店契約の視点で解説していきます。
SEO代理店の基本的な仕組み
SEO代理店は、クライアントとSEO専門会社の間に立ち、営業や窓口業務を担いながら、施策実行を上流ベンダーに委託するビジネスモデルです。広告代理店が広告主とメディアの間を仲介するのと似た構造を持ちます。
代理店はクライアントから月額費用や成果報酬を受け取り、その一部を仕入れとして上流のSEOベンダーに支払うことで、差額をマージンとして得る形が一般的です。Web制作や広告運用のサービスに、SEOというストック型収益を組み合わせやすい点が特徴と言えます。
SEO代理店が注目される背景
国内のSEO市場は拡大を続けており、2018年時点で約500億円規模だったとされ、2025年には2,000億円を超えるという予測もあります※。検索アルゴリズムの高度化や生成AI検索への対応など、SEOの専門性は年々高まっており、内製で対応しきれないWeb制作会社や広告代理店が増えています。
クライアントから「制作だけでなく集客まで任せたい」という要望が増える中、外部のSEO専門会社と組むことで、自社の営業力を活かしながら新たな収益源を確保できる点が、SEO代理店モデルの大きな魅力です。

SEO代理店は、自社のサービスにSEOを「仕入れて売る」発想で組み込めるビジネスモデルなんです。
SEO代理店の種類と特徴を比較
SEO代理店ビジネスにはいくつかの類型があり、自社のリソースやクライアント層によって適した形が異なります。代表的な5つの種類を整理しました。
以下の比較表で、それぞれの特徴と向いている事業者をまとめます。
| 代理店タイプ | 特徴 | 向いている事業者 |
|---|---|---|
| 紹介型 | 顧客を紹介し成約時に報酬を受け取る | 営業力はあるが運用工数を割けない事業者 |
| OEM型 | 自社ブランドで販売し施策は外部委託 | ブランド力のあるWeb制作会社 |
| 下請け・協業型 | 自社が窓口となり実務を外注 | クライアント対応力のある代理店 |
| MEO特化型 | 地域密着型のローカルSEOを再販 | 店舗系クライアントを抱える会社 |
| 海外SEO特化型 | 多言語・海外検索エンジン対応 | 越境EC支援や海外進出支援を行う会社 |
紹介型とOEM型の違い
紹介型はリスクが低く始めやすい一方、OEM型は自社ブランドで販売できるため利益率を高めやすい特徴があります。紹介型では、代理店は顧客紹介と成約サポートが主な役割となり、施策実行や顧客対応はSEOベンダーが直接担当します。
OEM型では、代理店が自社サービスとして販売し、価格設定の自由度も高まりますが、その分クライアント対応や品質管理の責任も重くなります。自社の営業体制や工数余力に応じて選びましょう。
下請け協業型のメリット
下請け・協業型は、Web制作会社や広告代理店が既存クライアントとの関係を維持しながら、SEO実務だけを外部に委託できるモデルです。クライアントとの信頼関係を保ちつつ、専門性の高いSEO施策を提供できる点が大きな利点です。
月額10万円以下から請け負ってくれるSEOコンサルティング会社も存在するため、少額案件から段階的に始められるのも魅力と言えるでしょう。
MEO・海外SEOの特化型
MEO特化型は、Googleマップやローカル検索での上位表示を狙うサービスで、地域密着型の店舗クライアントを多く抱える代理店に適しています。月額数千円から数万円の手頃な価格帯が多く、提案しやすい点も特徴です。
海外SEO特化型は、中国・韓国・東南アジア・欧米など多言語サイトに対応するサービスで、越境ECや海外進出支援を行う代理店にとって有力な選択肢となります。

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SEO代理店の費用相場と収益モデル
SEO代理店ビジネスを始める際、最も気になるのが収益性です。仕入れ価格と販売価格の差額がマージンとなる構造を理解し、自社の採算が取れるかを見極める必要があります。
ここでは、一般的な費用相場と代理店マージンの考え方、ROIの計算方法を解説します。
SEO対策の費用相場
SEO対策の費用は、サービス内容によって大きく異なります。一般的な相場として参考になる目安は次の通りです。
| サービス内容 | 費用相場の目安 | 支払い形態 |
|---|---|---|
| キーワード設計・初期設計 | 数十万円 | 一括 |
| SEOコンサルティング | 月額数十万円 | 月額固定 |
| 記事制作 | 1本数万円〜十数万円 | 記事単位 |
| 成果報酬型SEO | 順位達成時のみ発生 | 成果連動 |
これらの価格に対して代理店としてどの程度のマージンを上乗せできるかが、ビジネスの採算性を左右します。
代理店マージンの設計例
代理店募集案件では、コミッション率30〜40%、継続率90%以上を打ち出すストック型ビジネスモデルも見られます。例えばSEOベンダーへの仕入れが月額20万円で、クライアントには月額30万円で提供すれば、10万円が代理店の粗利となります。
ただし実際には、営業コストやプロジェクト管理、レポーティング工数なども発生するため、見かけのマージン率だけでなく総合的な収益性を検討することが欠かせません。
ROIで採算性を見極める
SEO代理店ビジネスのROIは、「(SEO経由の粗利 − SEO対策費用) ÷ SEO対策費用」で算出できます。例えば年間粗利が400万円、SEO対策費用が300万円であれば、ROIは約33.3%となる計算です。
代理店としては、自社マージン分を含めてもクライアントの費用対効果がプラスになる価格設計が求められます。クライアントが満足できる成果を出せれば、継続率が高まりストック型収益として積み上がっていくでしょう。

表面的なコミッション率だけでなく、自社の工数を含めた実質利益で判断しましょう。
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代理店・OEM・協業制度を展開しているおすすめ8社
ここからは、代理店・OEM・協業制度を展開している、もしくはWeb制作会社・広告代理店との連携実績が豊富なSEO会社を8社厳選して紹介します。各社で得意領域やサポート体制が異なるため、自社のクライアント層や提供したいサービスに合うパートナーを選びましょう。
| 会社名 | サービスタイプ | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 株式会社NEXER | 成果報酬型SEO | 成果報酬型SEOやコンテンツSEOを展開、代理店相談にも対応 |
| 株式会社PLAN-B | 総合SEO支援型 | SEOコンサル・コンテンツ制作・SEOツールまで総合提供 |
| 株式会社LIG | 制作+SEO OEM型 | Web制作とSEOを一括支援、オウンドメディア支援に強み |
| サクラサクマーケティング株式会社 | 下請け・協業型 | SEOコンサルの老舗、記事制作や内部対策にも対応 |
| 株式会社ウィルゲート | コンテンツSEO型 | 記事制作とSEO運用支援に強み、メディア支援実績多数 |
| 株式会社エフェクチュアル | MEO特化型 | ローカルSEO・口コミ対策・MEO支援を展開 |
| 株式会社世界へボカン | 海外SEO特化型 | 越境EC・海外SEO・多言語マーケティングに強み |
| TechSuite株式会社 | AI×SEO運用支援型 | 生成AIを活用したSEO記事制作とAIO・LLMO対策に強み |
各サービスの詳細を解説します。
1. 株式会社NEXER
株式会社NEXERは、成果報酬型SEOやコンテンツSEOを展開するSEO会社です。広告代理店や制作会社からの協業相談にも対応しており、既存クライアントへのSEO提案を始めたい事業者に向いています。
| URL | https://www.nexer.co.jp/ |
|---|---|
| 特徴 |
|
| こんな方におすすめ |
|
2. 株式会社PLAN-B
株式会社PLAN-Bは、SEOコンサルティング・コンテンツ制作・SEOツール提供まで行う総合SEO企業です。大規模サイト支援の実績も豊富で、提案力を強化したい方に適しています。
| URL | https://www.plan-b.co.jp/ |
|---|---|
| 特徴 |
|
| こんな方におすすめ |
|
3. 株式会社LIG
株式会社LIGは、Web制作とSEOを組み合わせた支援を得意としています。オウンドメディア運営支援にも強みがあり、デザイン性を重視する案件とも相性が良い点が特徴です。
| URL | https://liginc.co.jp/ |
|---|---|
| 特徴 |
|
| こんな方におすすめ |
|
4. サクラサクマーケティング株式会社
サクラサクマーケティング株式会社は、SEO業界でも歴史の長いコンサルティング会社です。内部対策・コンテンツSEO・記事制作まで幅広く対応し、下請けや協業相談にも柔軟です。
| URL | https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/ |
|---|---|
| 特徴 |
|
| こんな方におすすめ |
|
5. 株式会社ウィルゲート
株式会社ウィルゲートは、コンテンツSEOや記事制作支援に強みを持つ会社です。オウンドメディア支援実績が豊富で、継続的なコンテンツ運用を提案したい方に向いています。
| URL | https://www.willgate.co.jp/ |
|---|---|
| 特徴 |
|
| こんな方におすすめ |
|
6. 株式会社エフェクチュアル
株式会社エフェクチュアルは、MEOや口コミ対策などローカルSEO領域に強みを持っています。店舗系ビジネスとの親和性が高く、地域密着型クライアントを抱える方におすすめです。
| URL | https://effectual.co.jp/ |
|---|---|
| 特徴 |
|
| こんな方におすすめ |
|
7. 株式会社世界へボカン
株式会社世界へボカンは、越境ECや海外SEO支援を専門とする会社です。英語圏向けSEOや多言語コンテンツ制作に対応しており、海外展開支援を行う方に適しています。
| URL | https://www.s-bokan.com/ |
|---|---|
| 特徴 |
|
| こんな方におすすめ |
|
8. TechSuite株式会社
TechSuite株式会社は、生成AIを活用したSEO記事制作やAI検索最適化(AIO/LLMO)支援を強みとするマーケティング会社です。独自のAI活用体制と人による品質管理を組み合わせることで、コスト効率と品質の両立を実現しています。近年はオウンドメディア運用やAI検索対策ニーズの高まりを背景に、Web制作会社やマーケティング支援会社との協業も拡大しています。
| URL | https://bakuyasu.techsuite.co.jp/ |
|---|---|
| 特徴 |
|
| こんな代理店におすすめ |
|
なお、TechSuite株式会社では現在、「バクヤスAI 記事代行」の販売パートナーを募集しています。バクヤスAI記事代行は生成AIの活用したSEO記事制作代行サービスでは国内No.1のシェアを誇っており、SEO記事制作サービスを自社商材として提案したいWeb制作会社・広告代理店・フリーランスにも活用しやすい体制となっています。

失敗しないSEO代理店の選び方
SEO代理店ビジネスで失敗を避けるためには、上流のSEOベンダーを慎重に見極める必要があります。Googleが公表しているSEO業者選定ガイドラインや専門家の知見をもとに、押さえるべきポイントを整理しましょう。
ここでは、選定基準・契約上の注意点・避けるべき業者の特徴を順に解説します。
選定で確認すべきチェック項目
信頼できるSEOベンダーを選ぶには、以下の項目を必ず確認しましょう。
SEO代理店パートナー選定チェックリスト
- 同業界での具体的な成果実績があるか
- 代理店・OEM制度が明文化されているか
- 料金体系と収益モデルが透明か
- 提案内容に具体性と戦略性があるか
- Google検索の基本事項に準拠しているか
- 定期的なレポートと改善体制が整っているか
- 代理店向けの教育や営業支援があるか
過去の作業サンプルや成功事例の提示を求め、信用照会先として過去の顧客にも連絡を取ることが推奨されています。面談を通じて、担当者のスキルやコミュニケーション能力も確認しましょう。
避けるべきSEO業者の特徴
Googleは公式ドキュメントで、検索順位の保証や「必ず1ページ目に表示させる」といった過剰な約束をする業者には注意が必要だと警告しています。シャドードメインの所有や偽造WHOIS情報の使用、検索結果と広告の区別を曖昧にする行為なども、不適切なビジネス慣行として挙げられています。
こうしたガイドライン違反の業者と知らずに提携してしまうと、自社クライアントのサイトがペナルティを受けるリスクがあり、代理店としての信用も失いかねません。倫理性と透明性を兼ね備えたベンダーを選ぶことが何より大切です。
契約時に必ず確認すべきポイント
契約締結時には、業務範囲と成果物の明確化、アカウント権限と解約時の引き渡し条件、契約期間や違約金の条件、再委託の可否などを書面で合意しておきましょう。クライアントのSearch Consoleやアナリティクスへのアクセス権限の扱いも、事前に整理が必要です。
解約時には、設定一覧やコンバージョン定義、レポート元データなど、後任が運用を継続できる情報を引き渡せるよう取り決めておくことで、トラブルを未然に防げます。

過剰な約束をする業者は避け、誠実で実績のあるパートナーを選ぶことが成功への近道ですよ。
よくある質問
- SEO代理店ビジネスは個人事業主でも始められますか?
-
多くの代理店募集プログラムでは、個人事業主やフリーランスのWebコンサルタントでも紹介型から参加できる仕組みが用意されています。まずは少額の紹介案件から始め、徐々にOEM型へ移行していく流れが現実的と考えられます。
- SEOの専門知識がなくても代理店として活動できますか?
-
代理店向けの営業支援や勉強会、レポート作成代行などをサポートとして提供しているSEO会社も多く、専門知識が浅くてもスタートしやすい環境があります。ただし、最低限のSEO概念やクライアント対応スキルは身につけておくことが望ましいでしょう。
- 代理店契約とOEM契約はどう違うのですか?
-
代理店契約は、上流ベンダーのブランドや商品名のまま販売する形が一般的で、紹介型に近い形態です。OEM契約は、自社ブランドで販売し、施策実行のみを外部に委託する形態で、価格設定の自由度や利益率を高めやすい反面、クライアント対応の責任も自社で負うことになります。
まとめ
SEO代理店ビジネスは、Web制作会社や広告代理店が既存クライアントへSEOサービスを再販することで、新たなストック型収益を獲得できる魅力的なモデルです。紹介型・OEM型・下請け型・MEO特化型・海外SEO特化型など、自社のリソースとクライアント層に合わせて選べる選択肢が複数あります。
パートナー選定では、実績・契約条件・サポート体制・ガイドライン準拠性などを多角的に確認し、過剰な約束をする業者は避けることが大切です。まずは小規模案件からテスト導入し、信頼関係を築きながら段階的に拡大していく方法が現実的と考えられます。
本記事を参考に、自社に最適なSEO代理店パートナーを見つけ、クライアントと自社双方にメリットのあるビジネスを構築していきましょう。

