Googleアナリティクスを確認していると「not provided」という表示を目にしたことはありませんか。この表示は、ユーザーがどのようなキーワードで検索してサイトに訪れたのかが分からない状態を示しています。SEO対策において検索キーワードの把握は非常に重要ですが、not providedが増加することで効果的な施策が打てないと悩む方も多いでしょう。実は、not providedが表示される原因を理解し、適切なツールを活用することで、隠れた検索キーワードを調べることが可能です。本記事では、not providedの意味や原因を詳しく解説するとともに、検索キーワードを特定するための5つの具体的な方法をご紹介します。
- not providedが表示される仕組みと原因
GoogleがSSL暗号化を導入したことにより、検索キーワード情報が保護されるようになりました
- 検索キーワードを調べる5つの方法
Google Search ConsoleやGoogleアナリティクスの連携など、複数の手段で対処できます
- SEO対策への具体的な活用法
取得したキーワードデータを分析し、コンテンツ改善に役立てる方法を解説します
not providedの意味とは
not providedとは、Googleアナリティクスで検索キーワードが取得できない場合に表示される文字列です。サイトを訪れたユーザーがどのような検索語句を使用したのか、その情報が「提供されていない」状態を意味しています。
この表示は2011年頃から徐々に増加し始めました。現在ではGoogleアナリティクスで確認できる自然検索キーワードの大部分がnot providedとして表示されるケースが一般的になっています。
アナリティクスでの表示場所
Googleアナリティクスでは、集客レポートのオーガニック検索セクションでnot providedを確認できます。具体的には「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」→「Organic Search」の順にアクセスすると表示されます。
レポート画面を開くと、検索キーワードの一覧が表示されますが、その最上位にnot providedが位置していることがほとんどです。セッション数やユーザー数も確認できますが、どのキーワードで流入したかは分かりません。
他の表示との違い
not providedと混同されやすい表示として「not set」があります。not setは、データ自体が設定されていない、もしくは取得に失敗した場合に表示されるものです。
not providedはデータが意図的に保護されている状態であり、not setは技術的な問題でデータが欠落している状態を指します。この違いを理解しておくことで、適切な対処法を選択できるようになります。
以下の表で両者の違いを整理しています。
| 項目 | not provided | not set |
|---|---|---|
| 意味 | キーワードが保護されている | データが未設定または取得失敗 |
| 原因 | SSL暗号化による意図的な非公開 | 技術的エラーや設定ミス |
| 対処法 | 代替ツールの活用 | 設定の見直し |
上記のように、表示される原因が異なるため、それぞれに適した対応が必要となります。

not providedは情報が「隠されている」状態なので、別のツールを使って調べる方法があるんです

not providedになる原因
not providedが表示される主な原因は、Googleが実施したセキュリティ強化にあります。ユーザーのプライバシー保護を目的として、検索キーワード情報の取り扱いが大きく変わりました。
この変更により、サイト運営者がユーザーの検索行動を直接把握することが困難になっています。しかし、原因を正しく理解することで、効果的な代替策を検討できるようになります。
SSL暗号化の影響
2011年、Googleは検索結果ページにSSL暗号化(HTTPS)を導入しました。これにより、ユーザーが入力した検索キーワードが暗号化され、第三者に漏洩しないよう保護されるようになりました。
SSL暗号化によってリファラー情報からキーワードが削除されるため、アナリティクスで検索語句を取得できなくなりました。当初はGoogleアカウントにログインしているユーザーのみが対象でしたが、2013年以降はすべての検索ユーザーに拡大されています。
プライバシー保護の観点
検索キーワードには、ユーザーの興味関心や悩み、購買意欲などの個人情報が含まれています。これらの情報が意図せず第三者に共有されることを防ぐため、Googleはnot provided化を進めました。
近年ではGDPRやCCPAなど、世界各地でプライバシー保護に関する法規制が強化されています。こうした流れの中で、検索エンジンがユーザー情報を保護する姿勢は今後も続くと考えられます。
ブラウザ設定による影響
ブラウザのシークレットモード(プライベートブラウジング)を使用した検索も、not providedとして表示されます。この機能を使うユーザーが増加していることも、not provided増加の一因です。
また、一部のブラウザではトラッキング防止機能がデフォルトで有効になっています。これにより、通常の検索でもキーワード情報が取得できないケースが発生しています。
not providedが増える主な要因をまとめると以下の通りです。
- Google検索のSSL暗号化(HTTPS化)
- プライバシー保護に関する国際的な法規制
- シークレットモードの利用増加
- ブラウザのトラッキング防止機能

ユーザーのプライバシーを守るための仕組みなので、完全になくすことは難しいでしょう
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検索キーワードを調べる方法
not providedによって隠された検索キーワードを特定するには、複数のツールや手法を組み合わせることが効果的です。完全なデータを取得することは難しいものの、かなりの精度でキーワードを推測・把握することが可能です。
ここでは、実務で活用できる5つの具体的な方法をご紹介します。それぞれの特徴を理解し、自社の状況に合った方法を選択してください。
Search Consoleを活用
Google Search Consoleは、not provided問題を解決する最も有効なツールです。Googleが公式に提供しているため、データの信頼性が高く、無料で利用できる点も大きなメリットです。
Search Consoleの「検索パフォーマンス」レポートでは、サイトが表示された検索クエリ(キーワード)を直接確認できます。表示回数、クリック数、平均掲載順位、クリック率(CTR)といった詳細なデータも取得可能です。
以下の表でSearch Consoleで取得できる主なデータを整理しています。
| データ項目 | 内容 | 活用方法 |
|---|---|---|
| 検索クエリ | ユーザーが入力した検索語句 | コンテンツ改善の参考 |
| 表示回数 | 検索結果に表示された回数 | キーワードの需要把握 |
| クリック数 | 実際にクリックされた回数 | 流入キーワードの特定 |
| 平均掲載順位 | 検索結果での平均順位 | SEO効果の測定 |
データは過去16か月分まで遡って確認できるため、季節変動なども分析可能です。
アナリティクスとの連携
Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスを連携させることで、より詳細な分析が可能になります。連携することで、アナリティクス上でSearch Consoleのデータを参照できるようになります。
アナリティクスの「集客」→「Search Console」→「検索クエリ」から、キーワードごとのランディングページや行動データを確認できます。どのキーワードでどのページに流入し、その後どのような行動をとったかを一元的に把握できる点が最大のメリットです。
ランディングページから推測
ランディングページ(流入ページ)の情報から、検索キーワードを推測する方法も有効です。特定のページに流入したユーザーは、そのページに関連するキーワードで検索した可能性が高いと考えられます。
たとえば、「SEO対策の基本」というタイトルのページへの流入が多い場合、「SEO対策」「SEO 基本」「SEO やり方」などのキーワードで検索されている可能性があります。ページ内容とSearch Consoleのデータを照らし合わせることで、精度の高い推測が可能になります。
外部ツールの活用
Google以外の外部ツールを活用することで、より多角的なキーワード分析が可能になります。有料ツールが多いですが、無料プランで利用できるものもあります。
競合サイトのキーワードを分析できるツールや、関連キーワードを自動で提案してくれるツールなど、目的に応じて選択することが重要です。以下に代表的なツールの特徴をまとめました。
| ツール種類 | 主な機能 | 料金目安 |
|---|---|---|
| キーワード調査ツール | 検索ボリューム・難易度分析 | 無料〜月額数千円 |
| 競合分析ツール | 他サイトの流入キーワード推測 | 月額1万円前後 |
| サジェスト取得ツール | 関連キーワードの抽出 | 無料が多い |
※料金は変更される可能性があるため、各ツールの公式サイトでご確認ください。
サイト内検索の分析
自社サイト内に検索機能を設置している場合、サイト内検索のデータを分析することも有効な手段です。ユーザーがサイト内で何を探しているかを把握できます。
Googleアナリティクスでサイト内検索のトラッキングを有効にすることで、検索されたキーワードを収集できます。これらのキーワードは、ユーザーのニーズを直接反映しているため、コンテンツ改善のヒントとして非常に価値があります。
検索キーワードを調べる際のチェックポイントは以下の通りです。
- Search Consoleは必ず導入・連携する
- 複数の手法を組み合わせて精度を高める
- 定期的にデータを確認し傾向を把握する
- サイト内検索も分析対象に含める

Search Consoleを活用すれば、not providedで隠れたキーワードの多くを把握できますよ
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SEO対策への活用法
検索キーワードを特定できたら、次はそのデータをSEO対策に活かす段階です。キーワードデータを正しく分析し、具体的な施策に落とし込むことで、サイトの検索順位やアクセス数の改善につなげることができます。
ここでは、取得したキーワードデータを効果的に活用するための具体的な方法をご紹介します。
コンテンツ改善に活用
Search Consoleで取得したキーワードデータは、既存コンテンツの改善に直接活用できます。表示回数は多いがクリック率が低いキーワードがあれば、タイトルやメタディスクリプションの見直しが効果的です。
検索意図に合ったコンテンツを提供することで、検索順位の向上だけでなく、ユーザー満足度の改善にもつながります。キーワードごとのデータを分析し、どのページを優先的に改善すべきか判断しましょう。
新規記事作成のヒント
キーワードデータは、新規コンテンツのテーマ選定にも役立ちます。表示回数は多いが自社サイトで十分にカバーできていないキーワードがあれば、それをテーマにした記事作成を検討してください。
また、関連キーワードを組み合わせることで、より包括的なコンテンツを作成することも可能です。ユーザーが実際に検索しているキーワードに基づいてコンテンツを作成することで、需要のあるテーマを確実に押さえることができます。
競合との差別化戦略
キーワードデータを分析することで、競合サイトとの差別化ポイントを見つけることができます。競合がカバーしていないキーワードや、より深い内容を提供できる領域を特定しましょう。
Search Consoleのデータと競合分析ツールのデータを組み合わせることで、市場における自社の位置づけを客観的に把握できます。差別化戦略を明確にすることで、限られたリソースを効果的に配分することが可能になります。
SEO対策に活用する際の確認事項をまとめました。
- クリック率が低いキーワードのタイトル改善を検討
- 表示回数の多いキーワードで新規記事を作成
- 競合がカバーしていない領域を特定
- 定期的にデータを確認し施策を調整

データに基づいた施策を継続することで、着実にSEO効果を高めていけます
よくある質問
- not providedの割合はどのくらいが一般的ですか
-
現在のGoogleアナリティクスでは、自然検索キーワードの90%以上がnot providedとして表示されることが一般的です。これはGoogleのSSL暗号化が全面的に適用されているためであり、どのサイトでも同様の傾向が見られます。
- Search Consoleのデータはリアルタイムで確認できますか
-
Search Consoleのデータには2〜3日程度の遅延があります。リアルタイムでの確認はできませんが、過去16か月分のデータを遡って分析できるため、中長期的なトレンド把握には十分な機能を備えています。
- not providedを完全になくす方法はありますか
-
残念ながら、not providedを完全になくす方法は存在しません。これはGoogleがユーザーのプライバシーを保護するために実施している仕様であり、サイト運営者側で制御することはできません。Search Consoleなどの代替手段を活用することが現実的な対処法となります。

まとめ
not providedは、Googleのプライバシー保護施策によって検索キーワードが非公開となった状態を示す表示です。SSL暗号化の導入以降、多くのサイトでnot providedの割合が増加しています。
しかし、Google Search Consoleをはじめとする複数のツールを活用することで、隠れた検索キーワードを特定することは可能です。Search Consoleとアナリティクスの連携、ランディングページからの推測、外部ツールの活用など、状況に応じて適切な方法を選択してください。
取得したキーワードデータは、既存コンテンツの改善や新規記事の作成、競合との差別化戦略に活用できます。定期的にデータを分析し、継続的なSEO改善に取り組むことで、検索からの流入増加につなげていきましょう。

