Figmaは、UI/UXデザインに携わる方にとって欠かせないツールとして急速に普及しています。ブラウザベースで動作するため、特別なソフトウェアをインストールする必要がなく、WindowsでもMacでも同じ環境で作業できる点が大きな魅力です。リアルタイムでチームメンバーと同時編集ができる機能や、デザインシステムを一元管理できる仕組みなど、従来のデザインツールが抱えていた課題を解決する革新的な機能を備えています。本記事では、Figmaで何ができるのかを初心者の方にもわかりやすく解説し、実際の活用法までご紹介します。
- Figmaの基本機能と特徴
Figmaはブラウザベースで動作し、リアルタイム共同編集やオートレイアウト機能など、チームでのデザイン作業を効率化する機能を備えています。
- プロトタイピングとデザインシステム構築
コードを書かずにインタラクティブなプロトタイプを作成でき、コンポーネントや変数を活用したデザインシステムの構築も可能です。
- 開発者との連携方法
Dev Mode機能により、デザイナーと開発者がスムーズに連携でき、デザインから実装への移行を効率化できます。
Figmaとは何か
Figmaは、クラウドベースで動作するUI/UXデザインツールです。2016年にサービスが開始され、現在ではグローバルで1,300万以上の月間アクティブユーザーを抱えるプラットフォームへと成長しています。従来のデザインツールとは異なり、ブラウザさえあれば利用できるため、OSの違いを気にすることなくチーム全体で同じ環境を共有できます。
ブラウザベースの利点
Figmaはブラウザ上で動作するため、Windows、Mac、Linux、Chromebookなど、あらゆるプラットフォームでシームレスに利用できます。専用アプリケーションのインストールが不要で、URLにアクセスするだけですぐに作業を開始できる点が大きなメリットです。
また、作業データはクラウド上に自動保存されるため、パソコンの故障やデータ消失のリスクを大幅に軽減できます。バージョン履歴機能により、過去の状態にいつでも戻ることも可能です。
無料プランの充実度
Figmaには無料のStarterプランが用意されており、個人での利用や学習目的であれば十分な機能を利用できます。無制限のドラフト作成、UIキットやテンプレートへのアクセス、基本的なAI機能の利用が含まれています。
初心者やホビイストは完全無料でFigmaの基本機能を試すことができ、デザインスキルを身につける環境が整っています。学生や教育者向けには教育機関プランも提供されており、Pro機能に無制限でアクセスできます。
以下の表は、Figmaの主要プランの比較です。
| プラン名 | 月額料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Starter | 無料 | 無制限のドラフト、基本機能 |
| Professional | 12〜16ドル程度 | チームライブラリ、Dev Mode |
| Organization | 要問い合わせ | 複数チーム管理、アクセス権管理 |
| Enterprise | 要問い合わせ | SSO、高度なセキュリティ |
※料金は2025年時点の情報であり、地域や契約形態により異なる場合があります。

Figmaは無料プランでも十分な機能が使えるので、まずは気軽に始めてみましょう。
Figmaでできる基本機能
Figmaでは、UIデザインに必要な基本的なツールから高度なレイアウト機能まで、幅広い機能を利用できます。初心者の方でも直感的に操作できるインターフェースが特徴で、学習コストを抑えながらプロフェッショナルなデザインを作成できます。
図形とテキストの編集
Figmaでは、矩形、円、線などの基本図形を簡単に作成・編集できます。テキストレイヤーの追加も直感的で、フォントの選択、サイズ調整、色の変更などが数クリックで完了します。
OpenTypeや可変フォントのネイティブサポートにより、字詰めやウェイト調整など、きめ細かいタイポグラフィー制御が可能です。これにより、デザインの品質を高めることができます。
ベクター編集機能
Figmaのペンツールは、ベクターネットワークという独自の技術を採用しています。従来のベクターツールでは一方向にしか描けなかったパスを、任意の方向に描画できるようになっています。
この機能により、複雑な有機的な形状も簡単に作成でき、アイコンやイラストの制作効率が向上します。また、Figma Drawという機能では、ブラシストロークやテクスチャを使った表現も可能です。
オートレイアウト機能
オートレイアウトは、Figmaの代表的な機能の一つです。要素間の間隔やパディングをルールとして設定することで、コンテンツの変更に応じて自動的にレイアウトが調整されます。
たとえば、ボタン内のテキストが長くなった場合でも、ボタン全体のサイズが自動的に調整されます。この機能により、レスポンシブデザインの作成が効率化されます。
オートレイアウトで設定できる項目
- 配置方向(水平、垂直、グリッド)
- 要素間の間隔
- パディング(内側の余白)
- 要素の配置位置
グリッドシステム
Figmaのグリッド機能は、CSSプロパティに対応した適応的なグリッドを提供しています。デザイナーが設定したグリッド間隔に基づいて、要素が自動的に配置・配列されます。
複数のデバイスサイズに対応するレイアウトを効率的に設計でき、ウェブデザインとモバイルアプリデザインの両方で活用できます。

オートレイアウトとグリッドを組み合わせると、効率的にレスポンシブデザインが作れますよ。
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Figmaでできる共同作業
Figmaの最大の特徴は、リアルタイムでの共同編集機能です。複数のチームメンバーが同時に同じファイルを編集でき、変更内容は即座に反映されます。これにより、従来のデザインツールで問題となっていたバージョン管理の混乱が解消されます。
リアルタイム編集の仕組み
Figmaは「マルチプレイ」と呼ばれるアーキテクチャを採用しています。各ユーザーの変更がリアルタイムでサーバーを介して他のユーザーに配信される仕組みです。
各ユーザーのマウスカーソルと選択中のオブジェクトが画面上に表示されるため、誰がどの要素を編集しているかが常に可視化されます。これにより、同じ要素を複数人が同時に編集してしまう事態を回避できます。
コメント機能の活用
デザインやプロトタイプ上に直接コメントを付与できる機能があります。特定のオブジェクトや領域に対するフィードバックを明確に記録でき、メールやチャットツールでの説明よりも効率的にやり取りが行えます。
クライアントやチームメンバーへの共有も、リンクを送るだけで完了します。受け取った側は特別なソフトウェアをインストールする必要がなく、ブラウザからすぐに確認できます。
以下の表は、Figmaの共同作業機能の概要です。
| 機能名 | 説明 | 活用シーン |
|---|---|---|
| リアルタイム編集 | 同時に複数人で編集可能 | チームでのデザイン作業 |
| コメント機能 | デザイン上に直接コメント | フィードバック収集 |
| リンク共有 | URLで簡単に共有 | クライアントへの確認依頼 |
| バージョン履歴 | 過去の状態に戻せる | 変更の追跡と復元 |
接続プロジェクト機能
2025年前半に導入された「接続プロジェクト」機能により、異なるFigmaアカウントを持つ組織間での共同作業がさらに容易になりました。代理店とクライアント企業が、それぞれ独立したアカウントを維持しながら同じプロジェクト内で作業できます。
※この機能は2025年時点で順次展開されており、利用可能な地域や条件は変更される可能性があります。

リアルタイム編集は、リモートワークでのチーム作業を大きく変える機能です。
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Figmaでできるプロトタイピング
Figmaでは、デザインしたUIに対してインタラクションを設定し、実際のアプリケーションのような動きを再現できます。コードを書かずにプロトタイプを作成できるため、デザイナーだけでユーザー体験の検証が可能です。
基本的なプロトタイプ作成
フレーム間のナビゲーションフローを定義し、タップやクリック、ホバーなどのトリガーに対してトランジション効果を設定できます。フェードイン、スライド、スプリングアニメーションなど、複数の効果が用意されています。
開発者の手を借りずに、ユーザーが実際にプロダクトを使用する際の体験をシミュレートできます。ステークホルダーへのプレゼンテーションやユーザーテストに活用できます。
変数を使った高度な表現
Figmaの変数機能を使うと、より複雑なインタラクションを実現できます。数値変数を設定して商品数量の増減を表現したり、条件分岐を使って権限に応じた画面表示の切り替えを行ったりできます。
式(expressions)機能により、変数値に対する数学演算や文字列操作も可能です。これにより、準機能型のアプリケーション設計環境としても活用できます。
プロトタイプで設定できるトリガーの例
- タップ/クリック
- ホバー(マウスオーバー)
- ドラッグ
- キーボード入力
- 遅延(タイマー)
条件分岐の活用
if/else文に基づいた条件分岐をプロトタイプに組み込むことができます。ユーザーの権限やログイン状態に応じて異なる画面を表示するといったシナリオを再現できます。
単一のトリガーに対して複数のアクションを設定することも可能で、多段階のユーザーインタラクションを設計できます。

プロトタイプを活用すれば、開発前にユーザー体験を検証できるのでおすすめです。
Figmaでできるデザインシステム構築
デザインシステムとは、再利用可能なコンポーネントやスタイルのルールをまとめたものです。Figmaでは、チームライブラリ機能を使ってデザインシステムを構築・管理でき、組織全体でブランドの一貫性を保つことができます。
コンポーネント機能
コンポーネントは、再利用可能なデザイン要素のことです。ボタンやアイコン、カードなどをコンポーネント化しておくと、プロジェクト全体で統一されたデザインを維持できます。
マスターコンポーネントを更新すると、それを使用しているすべてのインスタンスに自動的に変更が反映されます。これにより、ブランド仕様の変更を組織全体に迅速に展開できます。
バリアント機能
コンポーネントバリアント機能を使うと、一つのコンポーネントに複数のバリエーションを持たせることができます。ボタンであれば、サイズ(小・中・大)、状態(デフォルト・ホバー・押下・無効)、タイプ(プライマリ・セカンダリ)などを一元管理できます。
大量の独立したコンポーネントを管理する煩雑さが解消され、デザインシステムのスケーラビリティが向上します。
変数とデザイントークン
Figmaの変数システムでは、色、数値、ブール値、文字列などのデザイン属性を保存できます。プライマリカラーの色コードを変数として定義しておけば、一度の変更で組織全体のプロダクトに反映されます。
複数のモード機能により、ライトモードとダークモードなど異なるテーマをシームレスに切り替えることも可能です。
| 機能名 | 用途 | メリット |
|---|---|---|
| コンポーネント | 再利用可能な要素の作成 | 一括更新が可能 |
| バリアント | 複数バリエーションの管理 | 管理の効率化 |
| 変数 | 色や数値の一元管理 | テーマ切り替え対応 |
| チームライブラリ | 組織全体での共有 | ブランド一貫性の維持 |

デザインシステムを構築しておくと、長期的にデザイン作業が効率化されますよ。
Figmaでできる開発者連携
デザイナーが作成したデザインを開発チームに引き継ぐ「ハンドオフ」プロセスは、従来は非効率な作業でした。Figmaは、Dev Modeという開発者専用のワークスペースを提供することで、このプロセスを効率化しています。
Dev Modeの活用
Dev Modeでは、開発者がFigmaファイルを開き、各要素のサイズ、色、フォント、パディングといった詳細な設計情報を取得できます。検査パネルから必要な情報をすぐに確認できます。
コードパネルでは、CSS、iOS(Swift)、Android(XML)など複数の言語でコード片が自動生成され、開発者はそのままコピー・ペーストして実装に活用できます。
デザインと実装の接続
Code Connectという機能を使うと、Figmaのコンポーネントと実装コードの間に接続を作成できます。デザイナーがコンポーネントを検査すると、対応する実装コードが自動的に表示されます。
複数のフレームワーク(React、Vue、Angularなど)にわたるコンポーネント実装も管理でき、各フレームワーク固有の最適化を記録できます。
Dev Modeで取得できる情報
- 要素のサイズと位置
- 色やフォントの設定
- 間隔やパディング
- 自動生成されたコード
- デザイントークン名
アノテーション機能
デザイナーが設計上の重要な決定や特殊な実装上の考慮事項を直接Figmaファイルに記録できます。開発者はこれらを参照しながら開発を進められるため、デザイナーと開発者間の情報共有がスムーズになります。
※Dev Modeは有料プランで利用可能な機能です。

Dev Modeを使えば、デザイナーと開発者のコミュニケーションコストを大幅に削減できます。
よくある質問
- Figmaは無料で使えますか
-
はい、Figmaには無料のStarterプランがあります。個人での利用や学習目的であれば十分な機能を利用でき、無制限のドラフト作成やUIキットへのアクセスが可能です。チームでの本格的な利用には有料プランの検討をおすすめします。
- Figmaはオフラインで使えますか
-
Figmaは基本的にオンライン環境での利用を前提としています。デスクトップアプリを使用すれば一部オフライン機能が利用できる場合がありますが、リアルタイム同期などの主要機能はインターネット接続が必要です。
- デザイン初心者でもFigmaは使えますか
-
はい、Figmaは直感的なインターフェースを備えており、デザイン経験がない方でも基本的な操作をすぐに習得できます。公式の学習コースやコミュニティリソースも豊富に用意されているため、段階的にスキルを身につけることが可能です。
まとめ
Figmaは、UI/UXデザインに必要な機能を網羅したクラウドベースのデザインツールです。ブラウザ上で動作するため、OSを問わずチーム全体で同じ環境を共有できる点が大きな特徴です。
リアルタイム共同編集機能により、複数のメンバーが同時に同じファイルで作業でき、従来のデザインツールが抱えていたバージョン管理の課題を解決しています。コンポーネントや変数を活用したデザインシステムの構築も可能で、組織全体でのブランド一貫性を維持できます。
プロトタイピング機能やDev Mode機能を使えば、デザインから開発への移行もスムーズに行えます。無料プランから始められるため、まずは基本機能を試してみることをおすすめします。

